▼2004年8月27日放送「希少価値!鶏肉のハラミ」

焼肉屋さんでよく耳にする部位「ハラミ」。
牛肉の場合はレバーやタンなどと同じ内蔵肉という分類で、横隔膜の一部。実は鶏肉の場合も同じです。ただし、鶏は胴の部分が短いため、もも肉の付け根の裏側あたりに、ほんの少ししか付きません。片足分でおよそ10g。つまり一羽から20gしか取れない貴重な部位なのです。
とはいえ、その価値は他の部位に比べて特に高いというわけではありません。このため手間をかけて商品化しようという業者がまだ少なく、市場でもあまり出回っていません。また、一般消費者はもちろん、小売店でも認知度が低く、需要が少ないということがあげられます。通常は鶏の足の骨についたまま、鶏がらとして出荷されることが多いのです。
味は、足の付け根の部分にあり、運動量の多いところなので脂肪分が少なく、しっかりとした歯ごたえが楽しめます。(牛肉でいうところのテッチャンのような感じです)
もちろん鶏肉独特のあっさりした味も残していますので、くどくなく女性や子供にもオススメの食材です。



【問い合わせ先】 美濃かしわ(鶏肉販売) 052-581-1714