▼2004年5月28日放送「肝臓にとても良いしじみ」

日本で取れるしじみは三種類。
「ましじみ」   純淡水河川上流のきれいな砂底に生息。冬が旬。
「やまとしじみ」 日本全国の汽水域に生息。出荷量がもっとも多い。
「せたしじみ」  琵琶湖に生息。春が旬。
今回紹介するのは三重県赤須賀漁港のしじみです。6月から8月中旬(土用蜆)、11月から12月(寒しじみ)の時期が旬です。しじみを守るため、1日の漁の時間は4時間。獲る量は180kまでで、大きさは8mm以上と決められています。
揖斐川と木曽川で、1日で多い時で10tを水揚げしています。利根川産に似ているため6割が関東に出荷され、名古屋に出荷されるのは、ほんの500〜600kgです。
河口周辺の黒いしじみ(泥地)より、上流の赤いしじみ(砂)のほうが味が良いとされています。
しじみの栄養と効能は、「アミノ酸」が肝臓機能を強化すること、ウナギに匹敵するビタミンがあること、良質な素カルシウムが骨を強化すること、また、免疫機能を高める亜鉛も豊富です。
(しじみの味噌汁の美味しい作り方)
1.500グラムのしじみに対し1%の食塩水で砂だしをすると、旨みの素となるコハク酸が増えて旨みが増します。
2.沸騰したお湯にしじみを入れると、水から入れるより身が外れて食べやすくなります。



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