▼2004年4月16日放送「素もぐりで獲る 日間賀島のアサリ」

愛知県日間賀島周辺の海は、日本三大潮流の伊良湖水道と三河湾の潮の流れがぶつかるちょうど中間点。この複雑な潮の流れが、アサリにとって最適な環境を生み出します。
通常のアサリ漁は大きな「マンガ」とよばれる鉄の爪を船で引きずってアサリを集めます。このマンガ漁ではアサリが驚き、自分自身で貝の身に傷をつけてしまいます。そして傷から貝が弱り、磯の臭みが貝に入り込んでしまいます。
その点、日間賀島のアサリ漁は素もぐりで、しかも漁師が貝をひとつずつ拾います。身に傷もなく新鮮で元気な貝です。
アサリは旨みの素であるグリコーゲンやコハク酸が豊富で、特に産卵前の春期には、これらの成分が増えて旨みがぐんと増します。
たんぱく質は少ないですが、たんぱく質構成物資のタウリンを多く含んでいます。
これは血中のコレステロールを下げ、血液を固まりにくくする作用がありますので、動脈硬化の予防に有効です。また肝臓の解毒作用を助け、肝機能を正常に保つ働きもあります。



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