▼2004年3月18日放送「甘味が抜群。師崎の釣りメバル」

春を告げる魚「メバル」。身が柔らかく癖のない淡泊な白身魚で20cmほどのものが美味しいと言われています。
メバルは刺し網、定置網などで漁獲され釣り魚としても人気があります。網で獲ると傷がつき弱ってしまうので、一番は釣りのメバルです。
今回登場した赤羽商店に入ってくる釣りのメバルは師崎沖で獲れたもの。餌は春の魚「シロウオ(素魚)」です。メバルは普段は海底の岩場に潜んでいますが、春先になると小女子などの小魚を食べて太り始めます。このまるまると太ったメバルが漁師の狙い目。しかし、潮の流れが悪いとメバルはなかなか顔を出さず、簡単には釣り上げられません。
網による痛みがないため、市場には生きたまま出荷されます。生きたメバルは普通に店頭で見る黒ではなく、縦に縞が入り黒というより茶色っぽい色をしています。生きたメバルは刺身が一番。「もちシャキ」の歯ごたえで脂ものっており何より甘みが抜群です。
網でしめたメバルとは値段が倍近く違いますが、それだけの価値は充分にある美味しさです。



【問い合わせ先】 赤羽商店(鮮魚、活魚) 052-533-9788