▼2004年2月19日放送「北海道野付の特大帆立貝」

北海道、野付。北海道の東側、北方領土の国後島の向かい。
この野付半島と国後島の間に広がる野付水道は、潮の流れが速く、帆立貝の餌となるプランクトンが大変豊富。水温も低いので、大きいだけでなく身の締まった帆立貝が育つと言われています。
天然の帆立は、過去の乱獲により殆ど市場には流通せず、市場には「養殖帆立」と「地撒き放流」が出回っています。野付産は「地撒き」の帆立で、稚貝を撒いて4年間野付水道で育ちます。中には8年物の特大帆立も存在します。
漁は今が最盛期で6月まで続きます。3月から初夏にかけて「甘みが増す」(漁師談)が、冬の間は「歯ごたえが最高」とのこと。
やはり生のまま刺身で食べるのが一番ですが、焼いてよし、フライにしてよし、どのような食べ方でも万人に好まれます。みそ汁の中に細かく切って入れると、他のだしを取らなくても、帆立のだしで最高に旨いみそ汁が出来上がります。一度おためし下さい。



【問い合わせ先】 山彦水産(鮮魚・活魚) 052-581-5737