▼2003年9月25日放送「岐阜が生んだ最高の栗"利平栗"」

栗は北半球の温暖帯で約12種類が分布、そのうち日本で栽培されているのは、山野に自生するシバグリから改良されたニホングリ。渋皮離れは悪いが、実が大きいことで世界的に知られています。栽培地は東北から九州南端まで広がっています。
全国的に著名な品種は数種のみ。大栗で有名な「丹波栗」は京都の丹波地方で生産される栗の総称で品種名ではありません。数ある栗のなかで、唯一品種名で市場で取り引きされているのが「利平」です。ニホングリとチュウゴクグリの一代雑種で昭和25年に岐阜県で種苗登録され、現在では全国で栽培されています。大粒で甘みも多いということで、栗の王様とまで言われています。鬼皮の色がチョコレート色に近い濃い茶色で、頭が白っぽいのが特徴。
栄養は糖質が多く主成分はデンプン。タンパク質、ミネラル、ビタミンB1、ビタミンC、カリウム、カルシウムなどをバランスよく含んでいて、育ち盛りの子ども達に最適です。



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